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毛利元就が使った「百万一心」

百万一心は、もともとは戦国武将の毛利元就が使ったといわれている言葉です。

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毛利元就は、国人から大名までのしあがったものの、その拡大手段として、暗殺・策略・買収・婚姻など多くの謀略を駆使しています。

毛利元就(Wikipedia)

戦国時代であれば、そのくらいしないと生き残れないのですが、正攻法の勢力拡大と比較すると、手段として綺麗でないという印象は否めません。

そのため、家臣団の中には、謀略によりその地位を奪われたものにゆかりある者も多くいて、毛利家の勢力拡大を、必ずしも望んでいなかったと言われています。

さらに言えば、毛利家の主力部隊は、弓隊なのですが、当時は、相手武将を打ち取り、首級をあげたものが褒美をもらえるという評価制度であり、弓でダメージを与え、もしくは打ち取っても、スポットライトを浴びにくい構造でした。

そこで、弓隊の心境としては、「どうせがんばっても美味しいところは、足軽武将が持っていくんでしょ」「弓を射るのは、すごい労力なんだけど、その割に報われないし」といったところでしょうか。

このようないくつかの要因から、毛利家は、一致団結しにくい体制でした。

そこで、バラバラになりがちな家臣団を一つにまとめるために、毛利元就が、「百万一心」 という言葉を使い、相互協力を促したと言われています。

ビジネスでも必要な「百万一心」の精神

ビジネス上も、毛利家のように、まとまっていない会社・組織は多いのではないでしょうか。

「M&Aにより合併したものの、会社が一つにまとまっていない」「部署間のセクショナリズムが強く、相互不信に陥っている」「親会社・子会社の連携が悪く、シナジーに乏しい」「組織変更は行うものの、幹部に紐づいている部門の業務が整理統合できない」等々です。

また、蛇足ながら、毛利元就の実子で、吉川家へ養子に行った、吉川元春の子孫と言われる吉川晃司さんが、昨年COMPLEXを再結成したときには、「日本一心」をキーワードに掲げたことは、偶然ではないと思っています。

吉川元春(Wikipedia)


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