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ダメダメだった横浜ベイスターズ

プロ野球横浜DeNAベイスターズがオープン戦で3連勝したようです。この勢いが本物かどうかはさておき、その記念として、ヘッドコーチの高木豊さんが、2年前の解説者時代に、横浜の状況について、語っておられる対談記事があります。

ベイスターズ売却!?優勝を目標にしたりするからです!(日経ビジネスオンライン)

ここで語られている当時の横浜ベイスターズが、まあダメダメでありまして、企業に当てはめてみれば、まさに、「やめたほうがいい会社」にあたるのだろうという感じなのです。この対談記事のベイスターズをパロディでダメ会社にアレンジしてみました。(以下、パロディ)

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T氏:

欲があってもまず無理ですよね。なぜかというと、会社建て直しの順番を間違えているから。とにかくB社の場合は、コアバリューだとかメンターだとかへちまとか言う前に、正しい言葉づかいというか、会話からですよ。

O氏:

会話ができていないの?

T氏:

それは象徴的な、極端な言い方だけど、僕が業務上の依頼を受けて対応したりすると、命令口調の社員がいますからね。先日もこちらがイレギュラーな対応を要求されているのに、なぜか高飛車な物言いをしてくる社員がいるし。挙句の果てに、そのイレギュラー対応のために、上司の申請が必要だったから、その連絡を依頼したら、その上司の第一声が「電話しろって言われたからしたんですけど…」

O氏:

普通は、「お手数をおかけしてますね」とか、「ご迷惑をおかけして恐縮です」くらいは言いますよね。

T氏:

ですよね。言葉づかいというのはコミュニケーションの第一歩です。そのコミュニケーションが取れない人間が、どうやって成長していくんだ、と思いますね。それと、社員たちは初心に戻って、仕事ができることに感謝をしないと。仕事ができて、なおかつそれでお金をもらっている。もう感謝以外の何ものでもないでしょう。感謝の心が幸せ、幸福を呼んでくる

――おお・・・稲盛和夫さんのような。

T氏:

すべての基本は素直な心ですよ。そして、素直な心が謙虚さを生んで人間関係を円滑にする。

(中略)

――Tさんからご覧になって、マネージメントがうまくいっている会社はあるんですか。

T氏:

A社はやっぱりうまくいっていますよね。なぜかというと、会社内での競争が高レベルで激しいから。そのレベルに伴って誰一人規律を破っていない。朝礼の時間でも、ものを食べていたり、缶コーヒー片手に参加している社員はいないし、遅刻してくる社員もいない。でもB社の朝礼を見に行ったら、ものは食べているわ携帯をいじっているわ、時間になっても座っているわ、で、もうだらだらでしたから。

O氏:

朝礼の雰囲気からして、違うんだね。聞いていてちょっと悲しくなった。

T氏:

そもそも、その規律がゆるんでいるということが、いいのか、悪いのか、ということ自体、B社の社員は分かっていないんじゃないかと思う。「いや、いいじゃないか、会議やミーティングも適当、仕事だって時間は無限なんでだらだらやって」と、思っているのかもしれない。でも、そういう基本から正していかないと、その後の修正は難しくなるし、会社の統制は取れなくなる。

――それは仕事のオンはスーツで、という企業社会人の基本と同じですよね。

Tシャツと短パンで打ち合わせに出て、「あ、この人、できる人だな」と、思われることはないですものね。

T氏:

それはあり得ないです。

(パロディ終わり)

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皆さんも、自分が知っている会社と比べてみてはいかがでしょうか。


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