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百貨店という業態では、POSシステムを活用することが差別化要因になるようです。

池袋店で成功した新システム
そごう・西武が3月に本格稼働

(ダイヤモンド・オンライン「週刊ダイヤモンド」)

・ある百貨店では商品に番号が振られ管理されていたが、

「ほとんど数字の羅列に近かった」(百貨店業界関係者)。

その商品が売れたという事実がわかるだけで、そこから、複雑な検索などはできない。

→このレベルでは、POSとは呼べませんね

・さらに、スピードも大きな武器となった。

従来なら、土曜日と日曜日の売れ筋を各店の担当者が売り場に聞き取り調査をして、

月曜日の夕方までに次の商品を発注していた。

しかし、このシステムを利用すれば、最短で日曜日の夜、

遅くても月曜日の朝には土日の売り上げ傾向を反映した発注ができる。

どの百貨店も土日のトレンドを見て月曜日には発注するから、この時間差は大きい。

・別の大手百貨店の店長は「うちも属性入力はできるが、

担当者の任意になっている。だから属性から他の商品を逆検索することはできない」

と明かす。他の百貨店は「属性は入力可能だが、運用上入力はしていない」(関係者)。

・このシステムの構築には数十億円かかったという。

それでも、「効果が大きいので、コストは十分に回収できると考えている」

(そごう・西武幹部)。

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POSシステムを導入(徹底活用)するのみで差別化要因になってしまうというのが、

百貨店業界のガラパゴスぶりを象徴しているといえるのではないでしょうか。
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