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朝、テレビを観ていたら(日本テレビ系 シューイチ)、

家電芸人の細川茂樹さん(あ、彼は芸人じゃないや!)が、

この冬の一押し家電を紹介していました。

その中で、炊飯器と精米機が取り上げられていたのですが、

それなりのお値段なのに、よく売れているようです。

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TPP反対派の論拠として、

「農業が自由化されると、日本の農業は、競争に負けてやっていけない」

というものがありますね。

「本当にそうなのか?」というのが素朴な疑問です。

外圧による牛肉・オレンジ・アメリカンチェリーの自由化や

(ウイスキーの参入障壁とみなされた)焼酎の税率変更等により、

国内産業は大打撃を被るのではないかと当時心配されていました。

ふたをあけてみれば、関係者の知恵と工夫で、和牛・みかん・さくらんぼは、

今のところ生き残っていますし、ウイスキーは、ハイボールブームのおかげで、

一息ついているようですが、今日まで売り上げ増が続いている焼酎と比べると、

地味な印象はぬぐえません。

競争がありさえすれば、進化・発展することにより、衰退・淘汰を免れるのは、

生物でも業界でも会社でも同じなのではないでしょうか。

もっというと、衰退・淘汰されてしまうものは、需要・社会・歴史に必要とされていない、

(必要とされるように変化・適用できなかった)証ですから、

なくなってもらったほうが理にかなっています。

「顧客」に価値を与えられないものが、「いや、これは必要なはずだ」と言っているのは、

「自分の価値をわからない顧客が馬鹿だ」と言っているようで、滑稽ですらあります。


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TPPの農業分野で中心的な議論となる「米」は、

過去に何度も自由化へと舵を切るチャンスがありながら、

各業界団体の利権保持機能の中で、温室で育てられてきました。

競争に参加しさえすれば、変化するチャンスもあったのに、

結局それがないまま、ズルズルと今に至っています。

私は、「米」(日本の農業)だって、知恵と工夫で、輸出産業になり得ると思っています。

「そんなことできるわけがない」と端からあきらめているのは、

人間の能力を過小評価しているか、

農業関係者には、知恵や工夫を求めるだけ無駄だと馬鹿にしているか、

現在の利権構造に食い込んでいるので、それを壊されたくない人であるか、

のどれかだと思います。

話を戻します。

まず、日本の農業のレベルは高く世界で勝負できるという例です。

こちら(田村耕太郎さんのブログ)。

中東でスイカを一個25,000円で売っている様子が紹介されています。

また、日本酒や近江牛やそれこそさくらんぼを高級品として輸出していこうという

動きもすでに始まっているようです。

「米」を海外へ売るときに注意する点があるとしたら、

「米のポテンシャルを最大限引き出せる精米機と炊飯器をセットで売らなければダメだ」

という点でしょうか。

このように米と家電をセットで取り扱えば、農業だけでなく、

最近元気がない日本の製造業にもプラスですし、

高級な素材(米)があっても、それに見合った道具がなかったために、

完成品は思ったほどではなかった、というような一種の風評被害も避けられます。

中国・インド・東南アジアの富裕層向けのビジネスアイディアとして、

検討する価値はあるのではないでしょうか。