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本ブログでも何度か書いている

「人の気持ちのわかる人間、相手の立場に立てる人間が、これからの世の中を変えていく」 

「挫折や苦労の経験がある人は、人を思いやる気持ちがあることが多い」 

といったことを思い起こさせてくれる一冊。

日本男児日本男児
長友佑都

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長友さんの挫折・苦労経験はざっとこんな感じ。

・とりあえず母子家庭で苦労している

・愛媛FCのジュニアユースの追加テストを受けるも不合格

・そのショックもあり、中学生時代はとりあえず現実逃避でゲームセンター通い

 → 顧問の井上先生の熱血指導で、反省(心のノート等)

 →蛇足だが、井上先生の指導方法は、生徒の自主性(自律性)を尊重するものだった

・中3の時にガンバ大阪ジュニアユースと練習試合をするも、本気を出していないサブチームに完敗

・高校時代は、高校選手権にも出場したし、まあ良かったのではないかと

 →とはいえ、スポーツ推薦で大学に行くことは難しかったため、勉強を疎かにしなかった

・大学のサッカー部では、新入生の多くが春休みから練習に参加するものだが、

 長友は入学式が終わってから練習に参加

 →高校の先輩に連れられて監督に挨拶に行ったときに、監督は、少しあきれたような顔をしていた

・入部早々、椎間板ヘルニアによる腰痛が発症

・ケガも癒えたところで、頑張っていると、監督から「サイドバック」へコンバートされる

 →当時は、サッカーの魅力は攻撃だと思っていたので、監督へ「嫌です」と直訴

 →でも、監督は無視して、サイドバックで起用

 →《自分の気持ちや決意、信念を貫き通すことは大切だ。

   でも、第3者の客観的な目、言葉に耳を貸すことも同じように重要なんだ。

   周囲の人の声を聞き、そのうえで、考えて決意する。》

・レギュラー定着のチャンスが来ていた頃に、ヘルニアの再発

・この時に、グランド整備・ボール磨き等の雑用をサボっていたのを主将に叱られる

 →さらに、口先だけで謝ったのを見抜かれて、殴られる

 →ここで、反省して、サポート仕事を真面目にやるようになる。

 →それが、伝説の太鼓たたきの誕生へとつながる

(太鼓たたきの件は、こちら

 →蛇足ながら、本書には、以下のような記述もあります。

  《僕は運動神経だけじゃなくて、太鼓をたたくのもうまかった。

  地元の祭りで幼いながら、器用に太鼓をたたくから、じいちゃんもばあちゃんも喜んでくれた。》

  《子どものころお祭りのときにたたいていた和太鼓の経験がかわれたみたいだ。

   母さんに言わせると宏次郎(弟)も太鼓をたたくのが上手だというから、

   長友家はリズム感のいい家系なのかもしれない。》



そして、ケガを克服した、2006年の秋。関東大学サッカーの後期リーグでは、

右サイドバックのスタメンで活躍。

その後、全日本大学選抜、FC東京入り、日本代表デビュー、オリンピック出場等々、華々しい活躍をみせる。

そして、昨年、W杯出場、イタリア移籍。

今年、アジアカップ優勝、インテルへ移籍。


最近5年間とその前との対比が半端ではありませんね。


挫折や苦労をしているからこその、最近の活躍だと私は思います。


追記

長友佑都さんが、太鼓たたきだったことは書きましたが、

その経歴を活かしたCMが、放映されています。

爽|ロッテアイス|CMメイキング

「サッカーと太鼓はまかせろ!」だそうです。

長友さんは、ブログの中で撮影に関してこんな風なことを言っています。

爽!爽!【長友佑都】

太鼓を叩いてたら大学時代を思い出したよ。

リハビリばかり続いてプレーできなくて、チームメイトの応援に全力だったなー。

今回はこのCMで日本全国の中高生のみんなを太鼓で応援してます。

私が長友さんの立場だったら、大学時代のあまりいい思い出ではない、

リハビリ中の出来事は思い出したくないところです。

こうしたところが、私のような凡人と「日本男児」との差なのかなと思った次第です。