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パーキンソンの法則とは?

『パーキンソンの法則』は、イギリスの政治学者シリル・ノースコート・パーキンソンが1955年にイギリスのエコノミスト誌に発表した記事に由来します。

「仕事の量は、与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」(第一法則)

「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」(第二法則)

また、パーキンソンの述べた内容には「組織はどうでもいい物事に対して、不釣り合いなほど重点を置く」というものもあります。こちらは区別してパーキンソンの凡俗法則と呼ばれます。

仕事をしていて締切が設定されていても、なんだかんだと理由をつけて結局ぎりぎりまでやらない(できない)のは、皆さんも一度は経験しているのではないでしょうか。小学生が、夏休みの宿題を8月下旬になってからようやく始めるのは、いつの時代も変わりません。

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ビジネスにおけるパーキンソンの法則

さらに、パーキンソンの法則は、ビジネスパーソンにとっては、以下のように読み替えることができます。

「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」→「納期・期日に際限がない会社の従業員は、働いている時間を全て埋め尽くすように仕事を配分する」(パーキンソンの停滞会社の法則)

要するに労働時間の管理をしていない会社では、社員の勤務時間(働いていると思われる時間)は極限まで膨らみます。さらに年俸制と残業代の定額制(サービス残業が常態化)の双子がセットされている会社の従業員は、例外なくダラダラと過ごしています。

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時間の重要性

時間の重要性については、ドラッカーがこのように言っています。

・成果をあげる者は、時間が制約要因であることを知っている。あらゆるプロセスにおいて、成果の限界を規定するのものは、もっとも欠乏した資源である。それが時間である。時間は、借りたり、雇ったり、買ったりすることはできない。

・時間の管理は継続的に行わなければならない。継続的に時間の記録をとり、定期的に仕事の整理をしなければならない。そして、自由にできる時間の量を考え、重要な仕事については、締め切りを自ら設定しなければならない。(プロフェッショナルの条件)

仕事をするうえで、いつも時間ぎりぎりまで使っていると余裕が生まれません。できるビジネスパーソンは、普段は余裕を持って仕事をしておいて、「いざ勝負」というときに、時間を思いっきり使うものです。

例えば、「年間売り上げの半分にあたる案件のプレゼンがあるときに頭をひねる」「新規事業を生み出すためにアイディアを出すだけ出す」「どうしても原価を3割削減しなければならない」といったときには、尋常ではない知恵とか工夫とかが必要になります。

そういった状況の時に、普段から余裕のない仕事をしていては、良いものは出てきません。

また、常に仕事に追われていると、自己研鑽の時間がとれないし、外部の人間と会う機会も作れません。結局は、底の浅い人間になってしまいがちです。

プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))
P・F. ドラッカー,Peter F. Drucker,上田 惇生

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