このエントリーをはてなブックマークに追加
以前、山口絵理子さんの対談について、ブログに書きました。

彼女の著書である「裸でも生きる」は、とても素晴らしい本で、

特に、同性である女性にとっては、仕事をするうえでの目標というか、

「こういう女性になりたい」というか、そういった気持ちにさせる本ではないかと思います。

とはいえ、彼女の積極的すぎる行動力や起業家・経営者という立ち位置を考えると、

多くの女性、特に会社勤めのビジネスウーマンには、

(現在の自分の仕事内容や会社での役割等の点で)直ちには、参考にしにくいのかもしれません。

もう少し言ってしまうと、今日本にあるビジネス書籍は、

その多くが経営者(代表取締役社長)か専門家(士業やコンサルタントが多い)、

あるいは大学教授によるもので、会社員(元も含む)の手によるものはなかなかなく、

自分の仕事と比較して参考になるものは少ないと思います。


リーダーは自然体 無理せず、飾らず、ありのまま (光文社新書)リーダーは自然体 無理せず、飾らず、ありのまま (光文社新書)
増田 弥生,金井 壽宏

光文社
売り上げランキング : 9726

Amazonで詳しく見る




本書の共著者の金井先生は、大学教授ですが、

増田弥生さんは、もともとは、日本のメーカーの会社員です。

しかも、彼女が就職した時代は、男女雇用機会均等法の施行前であり、

まだまだ女性が本格的に仕事をするのは難しかった頃です。

そんな「普通の」会社員であり、帰国子女でもなく、

いまならありがちな「MBA」という肩書も持ってないのに、

サブタイトルである「無理せず、飾らす、ありのまま」に働いた結果、

外資系企業の本社で大活躍するまでになる様子が描かれています。

また、彼女が働いた誰もが知っているグローバル企業(リーバイス・ナイキ)が、

「多様性」をいかに大切にしているかも書かれています。



彼女のメーカー時代の失敗談(社長の足にコーヒーをこぼしたり、

本部長が取引先に持っていくお中元の品を渡し忘れてカーチェイスしたり

間違ってアポを2つ入れたり)
を読むと、

「私よりダメダメじゃん」と思われる方も多いのではないでしょうか。

そんな身近に感じられる女性が自分らしさを大切にしながら、

社員が打ち合わせをしたり、昼食をとったりする場所に

「資料スペース」を作ったことを初めとして、

自分らしくリーダーシップを発揮していく姿は、

多くのビジネスウーマンに参考になる本だと思います。

もちろん、リーダーシップ論・組織論についても、わかりやすく書かれているので、

男性が読んでも参考になります。