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先日、報道の正確性について記事を書きました。

報道の正確性・マスメディアはどの程度真実を伝えているのか

そこでも触れたように、新聞・雑誌等のマスメディアの報道は、
正確性を欠いているということを前提に、見たり・聞いたり・読んだりするべきです。

そして、この「マスメディアの報道は正確性を欠いているかもしれない」という点を
最大限に利用しているのが、駅売店やコンビニで売られている新聞のキャッチーな見出しです。

今回、島田紳助さんが突然芸能界を引退しました。

引退の原因については、いろいろ報じられていますが、
実際のところは、「真相いまだ薮の中」といったところでしょうか。

そんな中、本日の東スポは、このような見出しで報じています。

『紳助薬漬け』

『「消えたい」と弱音メール』

(画像には写っていませんが)『衝撃事実発覚』

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えええー!


と思って、下の方を見ると、このように書いてあります。


『本番前には精神安定剤を常用』

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また、記事本文には、

・最近はサプリメントだけでなく、精神安定剤も常用していて、
 必ず安定剤を飲んでから本番に臨んでいました

・本人も“薬漬け”であることは自覚して(いた)

とも書いてあります。

東スポ以外の新聞(主に、スポーツ新聞やタブロイド版)は、
新聞が売られている状態では、
(購入者からは)上の画像の部分しか見えないので、
ここでインパクトのあることを書き、手にとらせておいて
実際は、下の画像の部分で、本当のところを書いて種明かしをする。
といった手法が用いられています。

この手法を用いているのは東スポだけに限りませんが、
東スポは徹底しているところが凄い所です。

例えば、当時プロ野球読売巨人軍のコーチだった木村拓也さんが、
クモ膜下出血で亡くなられた際も、
木村さんが、練習中に倒れられてから、お亡くなりになるまで数日間あったため、
この時期に「入院」「退院」「死亡」という話題であれば、
きむらたくや=○プロ野球の木村拓也さん、×SMAPの木村拓哉さん、というように
多くの人は認識していたと思われます。
現に他の新聞は見出しでも「木村拓也さん死亡」とか
「木村コーチ死亡」と報じていたにも関わらず、
東スポは敢然と「キムタク死亡」と見出しに載せていました。

さすが、
「日付以外はすべて誤報」(by浅草キッド)と言われる東スポです。